ラジオセラノスティクスの創製を目指し、腫瘍への特異的集積性だけでなくステルス特性を保持したままAccelarated Blood Clearance(ABC)現象を回避する「ラクトソーム」実現のための新たなドラッグデザインの妥当性を検討した。 高い腫瘍集積性と予想されたAB型ラクトソームを母核とし、90Yにも置換可能な111In標識体を新たに開発し腫瘍モデルマウスへの生体内分布や腫瘍集積性について評価し新たな知見を得たほか、ABC現象を回避すると予想されるポリグリセロール官能基を有する新たなデザインのラクトソームを開発、投与後の産生する血中抗体量がラクトソームより低減した。
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