研究課題/領域番号 |
21K07705
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
木藤 雅文 熊本大学, 病院, 助教 (40744909)
|
研究分担者 |
辻田 賢一 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (60571263)
尾田 済太郎 熊本大学, 病院, 准教授 (80571041)
金澤 尚徳 熊本大学, 病院, 特任講師 (80795394)
中浦 猛 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (90437913)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | 心筋組織性状評価 / 心臓CT |
研究実績の概要 |
心房細動患者の中には潜在する心アミロイドーシス患者がおり、その正確かつ簡便な検出は迅速な治療開始・治療法選択、予後予測において重要である。我々は心臓CTにおいて遅延造影相の追加撮像を行い、心筋組織性状評価を行うことで心アミロイドーシスを高い診断能で検出できることを示した。さらに遅延造影相における心筋・内腔CT値比も簡便な心アミロイドーシスの診断指標となりえることを示した。さらに、遅延造影相のみならず、造影前の単純心臓CTに着目した研究を行い、単純心臓CTにおける心筋のCT値は心筋の浮腫/炎症を反映している可能性を示した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
遅延造影心臓CT、単純心臓CTによる心筋組織性状評価を行い、論文発表を行った。現在も引き続き症例の蓄積を行っており、順調に症例数は増えている。 さらに学会出張や研究会などの現地参加の機会が以前よりも増え、学術的活動の幅が広がり、研究環境は改善している。引き続き、学会発表や論文投稿を予定している。
|
今後の研究の推進方策 |
心臓CTによる心筋組織性状評価は近年臨床に浸透しつつあるが、施設によって評価方法、撮像方法にはバラツキがあり、標準化がなされていない。今後は心臓CTによる心筋組織性状評価の標準化・普及に向けた取り組みを推進していく予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
PCの故障、研究発表の機会が増えたため。
|