研究課題/領域番号 |
21K07716
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
赤松 剛 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 研究員 (00726557)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ファントム / マルチモーダル / マルチモダリティ / PET / SPECT / CT / MRI |
研究実績の概要 |
本研究では、PET/SPECT/MRI/CTで計測できるマルチモダリティ対応の精巧な脳ファントム(模擬人体)の開発および実用化を目指す。 2022年度は、昨年度に試作した脳ファントムの妥当性・有用性について検証を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画通り、試作した脳ファントムの妥当性・有用性の検証を完了できたため。
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今後の研究の推進方策 |
試作したマルチモーダル脳ファントムの妥当性・有用性を検証したところ、研究開始当初に予定していた要求仕様の大部分は満たすものの、ファントム設計に改善すべき点も見つかった。今後は試作ファントムに改良を加え、より有用性の高いファントムの開発を目指す。 実用化という観点からはファントム製作コストをできる限り抑える必要があるため、より簡便なファントム製造技術についても研究を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画よりもファントム製作が順調に進み、備品費・消耗品費を大幅に抑えることができたため。次年度(3年目)は、試作ファントムの改良ならびに妥当性・有用性の検証に使用する備品費・消耗品費、所属機関外での実験や成果発表のための旅費を計上する。
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