研究課題/領域番号 |
21K07735
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
影山 健 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70791862)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | PDX / HCC / カテーテル治療 / ラット |
研究実績の概要 |
ヒト腫瘍異種移植(Patient-Derived tumor Xenograft: PDX)動物モデルは、患者から切除した腫瘍を直接免疫不全動物に移植することによって、患者に代わり、前もって癌治療を動物内で行う事ができる、現在世界で最も期待されている癌治療スクリーニングプラットフォームである。本研究は、実際の患者腫瘍を用いて、動脈内投与可能なラット上でPDXモデルを確立することにより、癌化学療法における動脈内投与の有効性を上昇させることが目的である。本研究では、段階的に2つの研究を行う。①手術で摘出された新鮮な患者由来の原発肝臓癌(HCC)組織を、直接免疫不全ラットの肝臓に移植した肝臓癌HCCモデルを作成する②肝臓癌HCCモデルで、患者個人に代わって、肝動注療法や肝動脈塞栓術といったIVR治療(インターベンショナルラジオロジー:画像下低侵襲治療)を実施し、効果的な治療を探求する。この研究により、将来起こりうる患者それぞれの肝臓癌治療に、最良の治療法を還元でき、将来患者個人に特化したオーダーメイドIVR治療の実践を可能とする。当該研究は現在進行中であるため、公表した研究実績はない。ただし、下記の通り、順次研究を進めている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度、重症免疫不全FSGラットの供給を受け現在FSGラットの繁殖に成功し、多数のラットを飼育することに成功した。そして、FSGラットの肝内に肝腫瘍の植え付けを開始した。植え付け後、ヒト腫瘍の生着を確認できた段階である。FSGラットの肝臓内にヒト腫瘍の生着を成功させた。現在すでにカテーテル治療を実践している最中である。研究1年目として十分な成果であった。今後、生着した腫瘍の組織評価ならびに薬物療法による腫瘍退縮評価を検討する。
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今後の研究の推進方策 |
研究としては、順調に進捗している状況であり、引き続き実験を進めていく。
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