現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度、重症免疫不全FSGラットの供給を受け現在FSGラットの繁殖に成功し、多数のラットを飼育することに成功した。そして、FSGラットの肝内に肝腫瘍の植え付けを実施した。植え付け後、ヒト腫瘍の生着を確認できた。FSGラットの肝臓内にヒト腫瘍の生着を成功した。なお、ヒト腫瘍の肝臓に対する生着の実績と成果については論文「5.S Eguchi, K Kimura, K Kageyama, et al. Optimal Organ for Patient-derived Xenograft Model in Pancreatic Cancer and Microenvironment that Contributes to Success. Anticancer Res. 42; 2395-2404, 2022.」で報告した。2022年度は、ラット肝臓のヒト腫瘍に対して、カテーテル治療を実践した。カテーテル治療によって腫瘍が縮小する知見が得られた。研究2年目として十分な成果であった。今後、生着した腫瘍の組織評価を病理学的に検討する。
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