• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

癌治療のためのチェレンコフ放射-介在性光線治療の研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K07740
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

U・Winn Aung  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主任研究員 (70392214)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード光線治療 / チェレンコフ放射 / 光増感剤
研究成果の概要

革新的ながん治療法として、光増感剤を投与後特定の光で照射する光線治療が注目されている。本研究の目的は、治療用放射性核種から放出されるチェレンコフ放射(CR)が光線治療用光増感剤を励起する内部光源となり、外部光源を使用せずに相乗的ながん治療効果が期待できるのを検討することである。本研究では、ロングパスフィルターセットと蛍光イメージングデバイスを組み合わせたイメージングとサブトラクション画像処理により、CRと光増感剤の発光スペクトルを分離できることを示した。従って、CRによって光増感剤が励起されているかどうかをコスト効率よく特定し、有効な新光増感剤発見とCR-介在性光線治療開発の加速に貢献できる。

自由記述の分野

医歯薬学、放射線科学、放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

新たながん治療法として、光増感剤を投与後特定の光で照射する光線治療が注目されている。光増感剤が光を浴びると一重項酸素が発生し近くの細胞を死滅させる。ただし、光増感剤を励起するための外部光源が必要という制限がある。そこで、治療用放射性核種から放出されるチェレンコフ放射(CR)が光増感剤を励起する内部光源となり、外部光源を使用せずに相乗的ながん治療効果が期待できると考えられる。本研究では CR 光によって光増感剤が励起されているかどうかをコスト効率よく特定し、誘起された光増感剤の蛍光発光を識別した。本法は、有効な新光増感剤発見の加速とCR発光イメージング及びCR-介在性光線治療開発に貢献できる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi