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2021 年度 実施状況報告書

腎芽腫患児の代謝物網羅解析によるバイオマーカーの探索と創薬への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 21K07805
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

田中 裕次郎  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90382928)

研究分担者 大澤 毅  東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50567592)
内田 広夫  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40275699)
檜 顕成  名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (90383257)
大島 一夫  埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20764880)
城田 千代栄  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378194)
田井中 貴久  東邦大学, 医学部, 臨床准教授 (30378195)
住田 亙  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70437044)
横田 一樹  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60721090) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード腎芽腫 / 小児希少がん / メタボローム解析 / バイオマーカー
研究実績の概要

腎芽腫は小児の腎腫瘍の中で最も頻度が高い腫瘍であり、小児腎腫瘍の90%を占める。小児がんのうち、神経芽腫や肝芽腫はバイオマーカーがあるが、腎芽腫では臨床で管便に使用できるバイオマーカーが無い。現在ではStageⅠであれば90%以上の5年生存率が得られ治癒可能な病気へと変化してきたが、現行の治療法では未だ十分な治療効果が期待できない。腎動脈や大動脈周囲のリンパ節や肺に転移をきたしやすく、腎静脈から下大静脈内に 腫瘍塞栓を形成することもあり、全体の約10%に予後不良群を認める。そこで、腎芽腫を中心に小児の希少がん(肉腫)の尿中代謝物を同定し、尿中代謝物が腎芽腫のマーカーになりうるか検討する。今年度は腎芽腫はじめ小児希少がん、健常コントロール患児の尿中代謝物をLC/MS: 液体クロマトグラフィー質量分析法を中心に測定し、小児希少がんと健常コントロールの尿中代謝物を比較検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

尿中代謝物が腎芽腫のマーカーになりうるか検討中である。腎芽腫はじめ小児希少がん、健常コントロール患児の尿中代謝物をLC/MS: 液体クロマトグラフィー質量分析法を中心に測定し、小児希少がんと健常コントロールの尿中代謝物を比較検討中である。

今後の研究の推進方策

本研究ではサンプルの確保が最も重要となる。引き続き腎芽腫症例の尿サンプルを収集し、尿中代謝物をLC/MS: 液体クロマトグラフィー質量分析法を中心に進め、臨床で管便に使用できるバイオマーカーになり得るか検証していく。同時に、パスウェイ解析を進める。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で、共同研究がスムーズに進まず全体的に次年度繰越額が生じた。またオンライン会議が中心となり、交通費など次年度使用額が生じた。

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公開日: 2022-12-28  

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