研究課題/領域番号 |
21K07847
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石村 匡崇 九州大学, 大学病院, 助教 (10448417)
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研究分担者 |
八幡 信代 九州大学, 医学研究院, 准教授 (90315812)
山元 裕之 九州大学, 環境発達医学研究センター, 特任助教 (00710170)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | iPS細胞 / 分化誘導 / 単球 / 網膜 / ALPK1 |
研究実績の概要 |
ALPK1変異をもつROSAH症候群患者より同意をいただき、患者由来疾患iPS細胞を作成し維持している。 疾患iPS細胞および正常コントロールiPS細胞より、単球系へ分化誘導を行った。誘導した単球については免疫組織染色、フローサイトメトリーによる細胞表面評価等により、単球系への誘導を確認した。iPS細胞から分化誘導した単球を用い、サイトカイン刺激および、ALPK1経路の刺激実験を行い、正常コントロールと比べ、患者細胞での過剰炎症応答を確認した。 今後の治療介入について検討するため、単球系細胞に対しin vitroでの薬剤反応試験を行っている。 また、iPS細胞より網膜細胞への分化誘導を行った。網膜組織構造について検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
患者・正常iPS細胞より単球系・網膜への分化誘導に成功し、計画通り解析を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
誘導オルガノイドでの組織構造、遺伝子・蛋白発現解析を行う予定。 また、薬物反応試験についてさらなる検討を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究遂行にあたり、試薬の使用が今年度十分量あった。来年度の薬物刺激実験、組織解析などの物品に使用予定。また、iPSの維持・誘導に関する試薬が必要である。
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