4週および10週齢の無菌(GF)マウスにSPFマウスから腸管微生物叢移入(FMT)を行った。週齢を一致させたFMTに加え、4週齢GFマウスに4週齢または10週齢SPFマウスからFMTを行った。週齢を一致させたFMTでは4週齢と10週齢レシピエントの細菌構成は有意に異なった。週齢の異なったFMTではいずれの細菌構成も4週齢ドナーに類似した。相関解析の結果、Lachnospiraceae NK4A136 group属とRoseburia属が4週齢GFマウスの腸管粘膜で優位に発現する遺伝子と正の相関を示した。幼少期腸管粘膜の特徴的な遺伝子発現が幼少期に生着する細菌選択に関与する可能性が示唆された。
|