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2023 年度 実施状況報告書

免疫不全者に対するHBワクチン戦略の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K07908
研究機関東京大学

研究代表者

四柳 宏  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30251234)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードB型肝炎ワクチン
研究実績の概要

昨年度健常者を対象にcTfh (CD4+CXCR5+)の検出を行い、健常者2名の検体で BFAで刺激したCD4陽性T細胞の4%程度が分泌された。今年度はこの2例にさらに2例の健常人を加え、合計4名の検体でIL-21の検出を行った。ベースラインで4例のIL-21量に違いが見られた。また、PMA, Ionomycin, Brefeldin Aを添加してポリクローナルに刺激を加えたところ、茂刺激前からIL-21の産生量の高かった症例では刺激に対する反応が乏しかったが、IL-21産生量の低い症例に関しては刺激に対する反応が良好であり、個人による反応性の違いを説明する可能性のある所見であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度まではコロナ禍で本研究に十分な時間が割けなかったこと、本来の対象であるHIV感染者への研究協力依頼がなかなか進まなかったためである。

今後の研究の推進方策

昨年度末にHIV感染者のうちHBワクチン接種歴のある人からの検体採取を倫理申請通過後に行うことができたため、今年度はHIV感染者に対する検討を進めることができる予定である。

次年度使用額が生じた理由

HIV感染者の検体収集に時間を要し、実験を進めることができなかったためである。昨年度末に検体の収集を開始し、従来型ワクチンの投与を行った数例の検体の収集を行っており、今年度は研究遂行が可能である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Attenuation of hepatitis A antibody after immunization with hepatitis A vaccine (Aimmugen) in people living with HIV.2024

    • 著者名/発表者名
      Koga M, Saito M, Kubota M, Senkoji T, Adachi E, Ikeuchi K, Kikuchi T, Otani A, Takahashi K, Tsutsumi T, Yotsuyanagi H
    • 雑誌名

      Hepatol Res.

      巻: 54 ページ: 487-494

    • DOI

      10.1111/hepr.14012.

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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