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2023 年度 実績報告書

慢性膵炎早期診断バイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K07930
研究機関東北大学

研究代表者

菊田 和宏  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80420024)

研究分担者 濱田 晋  東北大学, 大学病院, 助教 (20451560)
正宗 淳  東北大学, 医学系研究科, 教授 (90312579)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード慢性膵炎
研究実績の概要

慢性膵炎における十二指腸粘膜機能については、十二指腸粘膜を用いた検討を進めた。更に、診療上の必要性から膵液ドレナージ(ENPD)を行った場合には、その排液の一部を分子生物学的検討に用いることとし排液(膵液)の収集を進めた。早期慢性膵炎の臨床像については、観察研究の計画に基づき、症例の登録を進めた。アルコール性慢性膵炎については、喫煙経験者が多く、アルコール関連問題(アルコール性肝障害、アルコール依存症)の他に、不眠症や慢性閉塞性肺疾患、胃癌の合併が特発性慢性膵炎より多いことを明らかにした。慢性膵炎患者の栄養摂取状況については、脂質摂取量の低下が総エネルギーおよび蛋白質、炭水化物の摂取量の低下と関連していることを明らかにした。慢性膵炎患者における飲酒量については、習慣的な喫煙や運動実施頻度、食習慣などの生活習慣と関連していること、睡眠で休養が十分にとれていないことと関連していることを明らかにした。その他、慢性膵炎における膵内外分泌機能と臨床像の相関、慢性膵炎における筋肉量と身体活動量、栄養摂取量の関連、慢性膵炎における簡易型自記式食事歴法質問票の有用性、慢性膵炎における生活習慣改善の意向と生活習慣の実態、慢性膵炎患者における食習慣などについて検討を行い、学会にて報告した。高齢者慢性膵炎における疼痛管理の実態、アルコール性慢性膵炎における飲酒・喫煙と併存疾患の現況、慢性膵炎における簡易型自記式食事歴法質問票の有用性、慢性膵炎における飲酒量と生活習慣の関連、慢性膵炎患者における膵萎縮、膵外分泌機能不全と骨格筋量と機能の関連について論文発表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 慢性膵炎における簡易型自記式食事歴法質問票の有用性の検討2023

    • 著者名/発表者名
      菊田和宏、松本諒太郎、滝川哲也、濱田晋、正宗淳
    • 雑誌名

      消化と吸収

      巻: 45 ページ: 135-139

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 慢性膵炎における飲酒量と生活習慣の関連2023

    • 著者名/発表者名
      菊田和宏、松本諒太郎、滝川哲也、正宗淳
    • 雑誌名

      アルコール医学生物学

      巻: 42 ページ: 54-59

    • 査読あり
  • [学会発表] 慢性膵炎における飲酒量と生活習慣の関連に関する検討2023

    • 著者名/発表者名
      菊田和宏、松本諒太郎、滝川哲也、正宗淳
    • 学会等名
      第42回アルコール医学生物学研究会学術集会
  • [学会発表] 慢性膵炎における生活習慣改善の意向と生活習慣の実態2023

    • 著者名/発表者名
      菊田和宏、松本諒太郎、滝川哲也、濱田晋、正宗淳
    • 学会等名
      第40回日本胆膵病態・生理研究会
  • [学会発表] 慢性膵炎患者における食習慣の検討2023

    • 著者名/発表者名
      菊田和宏、松本諒太郎、滝川哲也、濱田晋、正宗淳
    • 学会等名
      第54回日本消化吸収学会総会

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公開日: 2024-12-25  

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