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2023 年度 研究成果報告書

膵がんに特徴的なCAFとTreg相互作用の遮断に基づく免疫抑制環境の解除

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07951
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

青木 一教  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (60270675)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード膵がん / 腫瘍微小環境 / がん関連線維芽細胞 / 制御性T細胞
研究成果の概要

免疫チェックポイント阻害剤は膵がんに対しては有効性を示せない。その原因は、膵がんが強固な免疫抑制微小環境を構築していることによる。本研究では、間質細胞を含めた免疫抑制ネットワーク機構の解明を進め、腫瘍内のがん関連繊維芽細胞(CAF)が制御性T細胞を誘導する機序を明らかとした。また、活性化しているCAFではTregが多いことも見出した。これらの成果は、膵がんに対する新しい治療開発に結び付く可能性がある。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵がんは日本人のがん死因の4位を占め5年生存率は10%程度と低く、その理由の一つとして有効な治療法が少ないことがあげられる。免疫チェックポイント阻害剤も膵がんに対して効果を発揮しないため、新たな治療法を開発することが必要である。本研究では、膵がんの免疫抑制機構の一端を明らかとし、それに基づいて有望な治療標的を同定した。本研究成果は、将来的に免疫療法の開発に結び付く可能性があり、膵がんの治療体系に大きなインパクトがある。

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公開日: 2025-01-30  

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