研究課題/領域番号 |
21K07957
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
斎藤 友隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10815781)
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研究分担者 |
宮林 弘至 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50634961)
伊地知 秀明 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70463841)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 膵癌 / オルガノイド / 個別化医療 |
研究成果の概要 |
膵癌患者由来オルガノイドを用いた薬剤スクリーニングのプラットフォームの確立を目的とした。膵癌の針生検検体からオルガノイドを30株樹立に成功し、そのうちの20株に対して薬剤試験を行った。膵癌で用いられるゲムシタビン、5-FU、イリノテカン、オキサリプラチン、パクリタキセルの5薬剤について薬剤感受性を判定したところ、オルガノイドの種類によって感受性の違いがあることがわかった。また3株のオルガノイドについては分子標的薬のスクリーニングを施行し、同様の結果を得た。難治癌である膵癌に対する、新規治療戦略を構築するために役立つ研究と考えられる。今後、臨床応用にむけてさらなる研究が望まれる。
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自由記述の分野 |
膵癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は難治癌であり、効果的な治療戦略の開発が望まれる。本研究では膵癌患者より得られた検体からオルガノイドを樹立し、薬剤感受性を調べることで、治療戦略に役立てるプラットフォーム作成を目的とした。オルガノイドを30株樹立に成功し、そのうちの20株に対して薬剤試験を施行可能であり、有用な結果を得た。今後、臨床応用にむけてさらなる研究が望まれる。
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