研究課題/領域番号 |
21K07981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田中 信治 広島大学, 病院(医), 名誉教授 (00260670)
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研究分担者 |
卜部 祐司 広島大学, 病院(医), 寄附講座准教授 (10648033)
岡 志郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (30403538)
弓削 亮 広島大学, 病院(医), 講師 (70794791)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大腸T1癌 / がんゲノム解析 |
研究成果の概要 |
我々は次世代シークエンサーを用いて大腸LSTの成因,発癌,浸潤のゲノム変化の検討を行った。20mm以上の大腸LST結節混在型21病変 [男性9例(42.6%),直腸腫瘍7例(33.3%),腫瘍径37±11mm,ESD 20例,手術 1例]。各症例の結節部と辺縁をNBIおよびクリスタルバイオレットにて拡大内視鏡観察を施行し,全74箇所より生検を行った。Tis癌の発生は WNT TGFB p53 RTK/RAS/MAPK経路によって発生し,最も頻度が高いのはWNT/TGFB経路であった。一方でPIK経路はT1以深癌の発生に関与する発癌経路の可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
消化器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸早期癌のclonal evolutionについて解析を行い、がんになることで様々なゲノム変異が起こることが解明された。この研究結果からがんへの化学療法に対する創薬や大腸癌の予防医学に対する治療が可能になることが期待される。
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