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2023 年度 研究成果報告書

B型肝細胞癌ドライバー変異の高感度検出系の開発およびPRSモデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07997
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学 (2023)
国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2021-2022)

研究代表者

西田 奈央  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (50456109)

研究分担者 大橋 順  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80301141)
吉住 朋晴  九州大学, 医学研究院, 教授 (80363373)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードターゲットキャプチャーシークエンシング / B型肝炎 / 体細胞変異
研究成果の概要

肝がん組織中に低頻度に存在する変異を検出するためのがんゲノム解析パイプラインを構築した。研究期間中に収集した182症例の肝がん組織試料から抽出したDNAを対象としたターゲットキャプチャーシークエンシングを実施し、現在、低頻度変異の解析を実施中である。全672症例のB型肝炎患者の生体試料を研究協力施設から新たに収集し、肝がんを発症するまでの日数を予測するモデルの構築した。4つの項目(血液検査時年齢、性別、Log10AFP、HLA-A*33:03の有無)を入れたモデルは、肝がん発症累積確率(1年後、3年後)を用いたROC解析で、AUC=0.862、0.863となることが分かった。

自由記述の分野

ゲノム解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、ディープシークエンスにより肝がんドライバー変異を高感度に検出する測定系を開発した。リキッドバイオプシーや肝生検試料の中に微量に存在する肝がんドライバー変異を高感度かつ高精度に検出することが可能となれば、B型慢性肝炎患者の中で肝がんを発症するリスクの高い患者を囲い込むことが可能となる。治療が必要な患者を選択することで適切な治療や投薬を行うことが可能になると期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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