研究課題/領域番号 |
21K08003
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
竹中 健人 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座助教 (10783368)
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研究分担者 |
土屋 輝一郎 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40376786)
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50451935)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | クローン病 / 小腸病変 / オルガノイド |
研究実績の概要 |
炎症性腸疾患(IBD)であるクローン病は小腸と大腸に炎症・潰瘍を生じる疾患である。特に小腸は生命維持に必須の臓器であるため、小腸の機能を維持することが重要となる。 申請者がこれまで独自に構築した評価法にて初めて小腸病変の難治性を発見した。一方、基礎的検討にて申請者らが独自に構築したヒト体外IBDモデルにおいて小腸上皮細胞は炎症刺激に対して脆弱性が強いという知見を得た。そこで小腸特異的な炎症脆弱性機構の解明が小腸難治化の解決に直結すると着想した。本研究では独自に構築したヒト小腸・大腸炎症モデル及び小腸病変残存クローン病症例臨床検体を活用し、小腸炎症脆弱性を制御する鍵分子の同定を目的とする。得られる成果は小腸難治性疾患に対する新規治療の標的として期待できる。 本研究では1)ヒト小腸オルガノイド慢性炎症脆弱度評価、2)慢性炎症脆弱性とクローン病病態との関連解析、3)小腸特異的慢性炎症脆弱性鍵分子の同定を大きな柱としている。 2021年度の研究においては1)ヒト小腸オルガノイド慢性炎症脆弱度評価のためのオルガノイド長期培養を開始した。今後、炎症応答度評価については炎症応答遺伝子として、IL-8などの炎症性サイトカイン産生、Duoxa2などの酸化ストレス関連因子の発現を生 存期間中の時系列を解析し、大腸での発現と比較する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ヒト小腸オルガノイド長期培養の樹立に成功した
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定位通り研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定よりも試薬が安く購入できたため。
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