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2023 年度 研究成果報告書

AIを用いた大腸がんリスク評価法の確立-次世代型検診の開発にむけて

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東海大学 (2022-2023)
慶應義塾大学 (2021)

研究代表者

井上 詠  東海大学, 医学部, 准教授 (00232546)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大腸癌検診 / AI / メタボリック症候群
研究成果の概要

本邦で大腸がんの発生、死亡が増加しており、生活習慣、メタボリック因子との関連 が示唆されている。今回の研究では前癌病変と考えられている腺腫性病変の発生をターゲットとして、人間ドック における健診データを用いてそのリスク因子について検討を行った。
症例中11.8%に大腸腺腫性病変(CRN)を認め、24.4%がメタボリック症候群(Mets)に該当し、Metsと CRNは有意に相関していた。多変量解析で、年齢、喫煙、飲酒、肥満、高血圧、脂質異常が独立したリスク因子で あった。 今回の検討により、加齢、メタボリック要因、喫煙・飲酒習慣が大腸腫瘍発生に対するリスク因子である可能性が明らかとなった。

自由記述の分野

消化管疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦における大腸癌の発生と生活習慣との関係性について明らかにすることで、①予測モデルを作成することにより大腸癌ハイリスク群を絞り込み、大腸内視鏡による効率的な大腸癌スクリーニングシステムが確立され、より治療可能な段階での早期発見が期待される、②どのような生活習慣に留意すべきかが明らかとなり、長期的に生活習慣の是正を具体的に指導することにより大腸癌発生を抑えることが可能となる。以上の2点から日本における大腸癌の死亡率、罹患率を低下させることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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