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2023 年度 実績報告書

房室輪関連頻拍の概念・診断法・治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K08022
研究機関群馬大学

研究代表者

金古 善明  群馬大学, 医学部, 客員教授 (60302478)

研究分担者 中島 忠  群馬大学, 医学部, 客員准教授 (40510574)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード発作性上室頻拍
研究実績の概要

本研究では、発作性上室性頻拍症のなかでも、三尖弁輪を伸展する遅伝導路を介する房室結節リエントリー性頻拍及び三尖弁輪起源の心房頻拍の電気生理学的特徴を明らかにし、新たな電気生理学的診断法、アブレーション治療法を開発、さらにこれらを房室弁輪部頻拍と包括する頻拍概念を提唱することを目的としている。我々はこの1年間に順調に症例の蓄積を行い、本頻拍のsuperior type fast-slow AVNRT総計20例、inferolateral type fast-slow AVNRT総計7例、心房頻拍計総計7例の症例を経験した。
我々は今回新たな電気生理指標を見出し、国際英文誌(Pacing and Clinical Electrophysiology)にアクセプトすることができた。概要は、fast-slow AVNRT及び心房頻拍に共通して観察しうる心室刺激後のV-A-A-V反応の両頻拍間の違いを見出し、鑑別診断に応用した。これによりより一層の診断精度の向上が期待できる。
さらに国際誌Reviews in Cardiovascular MedicineのGuest editorをつとめる機会を得て「Clinical electrophysiology: diagnosis and treatment」と題した特集号を編集し、このなかで、房室弁輪部頻拍(AV ring tachycardia)との新たな頻拍概念を提唱し、今回の研究成果に基づいてその診断方法、治療方法について概説した(Rev. Cardiovasc. Med. 2022, 23(11), 369; https://doi.org/10.31083/j.rcm2311369)。

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公開日: 2024-12-25  

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