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2021 年度 実施状況報告書

薬剤誘導性偽閉経状態前後での血中エストロゲン分泌レベルと左室拡張能の関連性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K08091
研究機関藤田医科大学

研究代表者

山田 晶  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (20773732)

研究分担者 杉本 恵子  藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (10440695)
星野 芽以子  藤田医科大学, 医学部, 講師 (30895644)
井澤 英夫  藤田医科大学, 医学部, 教授 (80402569)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードエストロゲン / 左室拡張能
研究実績の概要

閉経後の女性には、心臓の左室収縮機能は保たれているものの、拡張不全を呈するケースが数多く見られるため、閉経に伴うエストロゲンの分泌低下が左室拡張障害の進展に寄与している可能性がこれまでも指摘されている。しかしエストロゲンと左室拡張能の関係を示した臨床データはあまり報告されてない。本研究の目的は、疑似閉経状態をもたらす黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH誘導体)の投与が行われる患者を対象として、本薬剤の投与が行われる前後の血中エストロゲン分泌レベルの変化と左室拡張能を中心とした心筋パフォーマンスの関連を明らかにすることである。さらにLH-RH誘導体投与終了後のエストロゲン分泌レベルの再上昇にともなう左室拡張能の変化についても調査を行い、閉経後短期間(6カ月以内)にホルモン補充療法を開始した場合の左室拡張能に対する効果についても考証を行う予定である。拡張能評価法については、臨床の場で汎用されている心臓超音波検査を用いて非侵襲的に行う。
2021年度より、本研究の対象患者のリクルートに着手した。また2022年3月にオンラインで開催された日本循環器学会の第86回学術集会に参加し、エストロゲンと循環器をテーマとした学術研究の発表を聴講し、最新の研究情報収集に努めた。
今後は引き続き精力的に対象患者数の確保を行い、今年度中にpreliminary dataの解析と結果の発表を目指す予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

分担研究者の1名の体調不良による休職があったこと、COVID-19パンデミックに関連して対象患者の確保が進まなかったこと。

今後の研究の推進方策

今後は本格的に対象患者数の確保を行い、今年度中にpreliminary dataの解析と結果の発表を目指す予定である。

次年度使用額が生じた理由

予定していた国際学会への参加ができなかったため。海外渡航制限が解除されれば今年度は参加予定。

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公開日: 2022-12-28  

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