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2023 年度 研究成果報告書

ペースメーカー細胞を用いた自動能維持機構の解明と治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08100
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

門田 真  信州大学, 学術研究院医学系, 講師 (70799064)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードHCN4 / 自動能 / 心筋細胞 / 成熟化
研究成果の概要

HCN4発現レポーター遺伝子を導入したヒトiPS細胞から心筋細胞を分化誘導して、長期培養または成熟促進因子を用いて成熟心筋細胞を作製した。心筋細胞を40日間培養したものと比較すると、長期培養や成熟促進因子の添加により、HCN4の発現が減少した。成熟促進因子を添加し長期培養した細胞が最も成熟したが、それぞれ単独と比較してHCN4の発現は低下せず、成熟促進因子と長期培養の相乗効果は見られなかった。
一方で、長期間培養した心筋細胞は、移植後の生着能、成熟、血管新生が向上し、CRYAB遺伝子の発現がこれに寄与していることが示唆された。

自由記述の分野

幹細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多能性幹細胞由来の心筋細胞の成熟過程においてHCN4発現の低下が認めたが、HCN4発現メカニズムの解明には更なる研究が必要である。一方で、成熟心筋細胞を移植した後に生着機能および血管新生能が増進することが示され、多能性幹細胞由来心筋細胞の再生医療応用における重要な進展となると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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