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2023 年度 研究成果報告書

多角的アプローチによる拡張不全の病態解明と新規治療法の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

高野 博之  千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (60334190)

研究分担者 眞鍋 一郎  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
山口 憲孝  千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (80399469)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード心不全 / 拡張不全 / 治療法 / 性差 / バイオマーカー
研究成果の概要

マウスでは、高脂肪食とNω-ニトロール-アルギニンメチルエステル(L-NAME)による一酸化窒素合成酵素阻害という代謝ストレスと高血圧ストレスを組み合わせた"Two-hit"モデルが拡張不全(HFpEF)の動物モデルとして知られている(Schiattarella G, et al. , Nature, 2019)。HFpEFの発症機序を明らかにするために、我々は "Two-hit" HFpEFモデルを用いて
加齢と性別が心機能に及ぼす影響を検討した。本研究結果から、"Two-hit" HFpEFモデルにおいて加齢や性差により拡張不全の発症に大きな差がある可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国の心不全患者数は年々増加している。心臓の左室収縮能を示す左室駆出率が低下した収縮不全(HFrEF)の研究は進んでおり、診断・治療に関する知見は多い。一方、心不全症例の約半数は、左室駆出率が保たれた拡張不全(HFpEF)であることがわかってきた。収縮不全は男性に多いが、拡張不全は女性に多いという興味深い特徴がある。また拡張不全患者は高齢者に多いため、超高齢社会を迎えたわが国において拡張不全に対する対応は重要課題である。疾患モデルマウスを用いて、性差や加齢などの視点から多角的にアプローチすることで、拡張不全の新たな病態解明が可能となる。

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公開日: 2025-01-30  

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