研究課題/領域番号 |
21K08180
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
平野 綱彦 山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (00382333)
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研究分担者 |
松永 和人 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20347602)
堂西 倫弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70326354)
高橋 隼 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (10508021)
大石 景士 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (60771409)
角川 智之 山口大学, 医学部, 教授(特命) (90570953)
石田 卓也 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (10549728)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | フレイル / COPD / 海馬 / MRI / 基本チェックリスト |
研究成果の概要 |
本研究では、フレイルティ評価質問票が特に海馬の体積減少に焦点を当てたCOPD患者の脳フレイルティを検出する一助となるかを探求する。COPD患者40名と健常人20名を対象に、基本チェックリスト(KCL)にてフレイルを評価した。MRI画像から海馬体積を測定し、ROC分析を実施してKCLによる海馬萎縮の弁別能力について検討を行った。その結果、KCL(1-25)およびKCL(1-20)は、左海馬体積の最低25%に属する個人を特定するための診断的有用性(それぞれの特異性93%、感度90%)を示した。つまりKCLは、COPD患者における海馬萎縮を効果的に検出することができることが示唆された。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究では、ライフスタイルに関連する質問票が、COPD患者における視床下部萎縮を検出するためのスクリーニングおよび診断バイオマーカーとしての可能性を有することが示唆されたことに学術的意義がある。つまり本知見によって、COPDの中でも将来的に認知症に移行しやすい一群を簡単なアンケートによって拾い上げることができ、効率よく認知症予備軍の確定検査(MRI)へいの移行が可能となるといった社会的意義がある。
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