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2021 年度 実施状況報告書

異種細胞間の細胞接着装置の恒常性維持機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K08183
研究機関宮崎大学

研究代表者

三浦 綾子  宮崎大学, 医学部, 助教 (70710903)

研究分担者 武谷 立  宮崎大学, 医学部, 教授 (50335981)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード細胞接着 / フォルミン / 肺胞マクロファージ
研究実績の概要

フォルミン蛋白質は、哺乳類細胞において15種類の存在が確認されており、その中のFhodサブファミリーにはFhod1とFhod3の2つが存在する。我々の研究室では、Fhod3は心臓に発現し、心筋サルコメア内のアクチン線維形成を担うこと、心臓の発生に必須であること、さらに出生後の心臓においても、心機能の維持並びに負荷への肥大応答に必要であることを明らかにしてきた(Matsuyama et al., PNAS2018; Ushijima et al., JBC 2018他)。一方で、Fhod1は、細胞内のアクチン線維の形成に関与していること、ROCKキナーゼの下流でFhod1が活性化し機能すること(Takeya et al., EMBOJ 2008他)、Fhod1が肺組織に強く発現していること(Sanematsu et al., Cytoskeleton 2019)を明らかにしてきた。しかしながら、細胞レベルでのFhod1の機能は不明な点が多い。そこで、肺胞マクロファージに強く発現しているFhod1の機能を解析することとした。これまで、ショウジョウバエにおいて、Drosophila FHOD1-like forminが正常な細胞遊走及び接着に必要であることが報告されている(Small GTPases 2014)。現在、Fhod1欠損マウスとコントロールマウスを用いて、肺胞マクロファージを採取し、初代培養細胞の単独培養系を用いて、細胞遊走能、基質への接着装置形成の変容機構を詳細に解析している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍により実験動物の飼育制限等があったため、実験に滞りが生じた。

今後の研究の推進方策

ワクチン接種等によりコロナ禍の状況は改善しつつあり、当初の研究計画にできるだけ沿う形で進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍による動物実験の飼育制限等があったため、実験に滞りが生じた。ワクチン接種等により状況は改善しつつあり、当初計画に準じた形で使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アクチン核化重合因子Fhod1の肺胞マクロファージにおける役割2022

    • 著者名/発表者名
      三浦綾子、實松史幸、武谷立
    • 学会等名
      第95回日本薬理学会年会

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公開日: 2022-12-28  

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