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2023 年度 研究成果報告書

TFEB活性化を介したオートファジーを標的とするIPFとCOPDの治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08213
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国際医療福祉大学 (2023)
東京慈恵会医科大学 (2021-2022)

研究代表者

桑野 和善  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (40205266)

研究分担者 荒屋 潤  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90468679)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード慢性閉塞性肺疾患 / 特発性肺線維症 / 細胞老化 / オートファジー / TFEB / PPAR
研究成果の概要

COPD、IPFはともに加齢関連呼吸器疾患であり、不十分なオートファジー分解及び細胞老化の亢進が病態に関与する。オートファジー・リソソーム系制御の中心的な調節転写因子であるTFEBの誘導作用を持つ可能性のあるSPPARMαであるpemafibrateを用いた検討を行った。pemafibrateは、COPDモデルマウス、IPFモデルマウスの両方で、病態抑制効果を示した。培養細胞、モデルマウスにおいて、TFEB発現増加によるオートファジー・マイトファジーの活性化を介した抗老化作用を示した。PPARαmodulatorが、COPDやIPFに対する新規の抗細胞老化治療となりうる可能性が示された。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

pemafibrateは、COPDモデルマウス、IPFモデルマウスの両方で、病態進展抑制効果を示した。本研究結果からはPPARαmodulatorが高脂血症治療薬としてだけはではなく、COPDやIPFに対する新規の抗細胞老化治療となりうる可能性が示されたと考えている。不可逆的な病態であるIPFやCOPDに対して、抗老化作用を介した、病態を改善させる画期的な治療となる可能性がある。今後は呼吸器疾患治療薬として、吸入療法など局所療法の開発が重要な課題となる。

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公開日: 2025-01-30  

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