本研究では、腎ネフロンにおけるセグメント形成のしくみを明らかにするために、アフリカツメガエルを用いて、セグメント化に必要な遺伝子を同定することを目的とした。前腎誘導したアニマルキャップを用いて、受精から5時間、22.5時間、31.25時間、40時間、53.5時間経過したものを解析対象とし、発現遺伝子の比較解析をRNAシークエンスにより行った。アフリカツメガエルのデータベースであるXenbaseをもとに、19680遺伝子を対象として、転写因子および成長因子を候補因子の中心として、最終的に12種類の遺伝子を選定することができた。
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