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2023 年度 研究成果報告書

好中球異常を伴う自己炎症性疾患の病態解明と治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08295
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

尾崎 富美子  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (60795277)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードPAPA症候群 / 自己炎症性疾患 / PSTPIP1 / iPS細胞
研究成果の概要

PAMI(PSTPIP1-associated myeloid-related proteinemia inflammatory)症候群は、好中球浸潤を伴う進行性関節炎、細胞減少症、血清S100A8/A9および亜鉛の高値を特徴とする単発性の重症自己炎症性疾患である。好中球と単球/マクロファージがこの疾患の進行に主要な役割を果たしている。
iPS細胞を用いた疾患モデルは、PAMI症候群の分子および細胞病態を解明し、その重篤な炎症におけるS100A8/A9の重要な役割を明らかにした。

自由記述の分野

免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、PAMI症候群特異的疾患iPSC細胞モデルにより、好中球や単球・マクロファージにおける異常の分子基盤を同定した。さらに重要なことに、PAMI症候群で表現型の異常を呈する好中球や単球・マクロファージのS100A8/9の遺伝子破壊が、分子的・細胞的異常のほとんどを逆転させたことから、当該疾患においてS100A8/9が病因の中心にあることを明らかにした。
本研究の成果により、iPSC由来の好中球および単球/マクロファージが、貪食機能障害を伴う疾患の病態を精査し、治療法を開発するための重要なツールであることを示した。

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公開日: 2025-01-30  

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