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2023 年度 研究成果報告書

角質細胞を用いた乾癬の病勢バイオマーカーの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08334
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関東邦大学

研究代表者

石河 晃  東邦大学, 医学部, 教授 (10202988)

研究分担者 橋本 由起  東邦大学, 医学部, 講師 (60439982)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード乾癬 / バイオマーカー
研究成果の概要

多数の乾癬患者からテープストリッピング法を用いて角質細胞を採取し、S100A8/A9を定量し、病勢バイオマーカーとしての有用性を検討した。乾癬における角質細胞S100A8/A9はPASIスコアと弱い相関を示し、治療前後におけるPASIの動きと平行に推移した。経時的なS100A8/A9の定量においても病勢と平行に推移した。また、測定部位と同部位のmPASIとの相関を検討したところ、全身PASIスコアよりも相関が強いことがみられた。S100A8/A9は治療種類によらず局所の皮疹の病勢を鋭敏に反映し、乾癬の局所療法の治療評価に於いて客観的な病勢バイオマーカーとなり得ることが示された。

自由記述の分野

医学 皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

乾癬の病勢を評価する方法は医師が患者の皮膚症状を診察し、主観的に算出するPASIスコアが汎用されている。我々が用いたテープストリッピング法を用いて角質細胞を採取し、S100A8/A9を定量する方法は、乾癬患者の病態、病勢を反映する非侵襲的で客観的な病勢バイオマーカーとして極めて有用であることが示され、乾癬患者の治療アウトカムの客観的な評価が可能となり、薬剤開発の臨床治験への応用などが期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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