研究課題/領域番号 |
21K08353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
加藤 則人 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30244578)
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研究分担者 |
浅井 純 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50438222)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 乳房外Paget病 / γδT細胞 |
研究成果の概要 |
進行期の乳房外Paget病の予後は極めて不良で、有効な新規治療法が望まれる。乳房外Paget病に対するγδT細胞療法の有効性を検討するため、ヒト末梢血単核球から分離培養したγδT細胞を用いて様々な実験を行った結果、γδT細胞を単純に乳房外Paget病のcancer tissue-originated spheroidや血管肉腫の腫瘍細胞株と共培養するだけでは、抗腫瘍効果がみられなかった。一方、一連の実験で、γδT細胞に対して様々な処理を加えることで乳房外Paget病に対して抗腫瘍効果を検討する上で貴重な情報が得られた。
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自由記述の分野 |
皮膚科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳房外Paget病は、おもに高齢者の外陰部や腋窩、臍部に生じる皮膚悪性腫瘍である。進行期の乳房外Paget病に対する治療法は確立しておらず、その予後は極めて不良で、有効性・安全性の高い治療法を開発することは急務である。本研究において、ヒト末梢血単核球から分離したVδ2Vγ9T細胞を単純に乳房外パジェット病の腫瘍細胞と共培養するだけでは、抗腫瘍効果がみられなかったが、一連の実験過程で、今後Vδ2Vγ9T細胞に対して様々な処理を加えることで乳房外Paget病に対して抗腫瘍効果を検討する上で貴重な情報が得られたことから、将来の新たな治療法の開発に貢献することが期待できる。
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