C57BL6/Jマウスへのエキシマレーザー照射ではライトと異なり毛包下部にまでCPDが見られ、活性化したメラノサイトが見られた。不死化ヒトケラチノサイトHaCaT細胞への照射では、エキシマレーザーでは、ライトと同じ照射量ではCPDの形成が少なく、またcaspase活性の上昇が低かった。microarrayで遺伝子発現を解析したところ、エキシマライトではエキシマレーザーよりもapoptosisに関わるTNF-α系の遺伝子発現がより強く誘導され、さらにエキシマレーザーではエキシマライトに比べ、DNA損傷修復遺伝子の発現低下が少なく、CPDの修復がより強力に働くことがわかった。
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