研究課題
本研究はFA分子の主な作用点であるDNA複製ストレス (RS)応答がその不全によってどのように造血幹細胞(HSC)を変化させるのか、またそれによってどの様 に骨 髄不全症(BMF)を発症させるのか、そのメカニズムを明らかにすることを目的として、特にFA HSC の細胞内小器官の変化に着目しながら解析している。今年度は継続してFANCD2欠損マウスを用いて成体のHSCの細胞内 小器官の状態をWTと比較した。
2: おおむね順調に進展している
本年は昨年度に引き続き、FANCD2欠損成体骨髄HSCについて解析を進めた結果、マイトファジーが低下していることを明らかにした。結果をまとめ、学会発表及び論文を出した。
今後は成体Fancd2 KO HSCにおいてマイトファジーの低下がみられる理由等に着目して研究を進めてゆきたい。
次年度に人件費発生が見込まれた為、繰り越した
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)
Frontiers in Oncology
巻: 13 ページ: 1108430
10.3389/fonc.2023.1108430.