研究課題
神戸大学倫理委員会の承認を得た上で、発症早期・治療介入前の膠原病(全身性自己免疫疾患)の患者(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、原発性シェーグレン症候群、ANCA関連血管炎)、および健常者(HC)の血清サンプルを収集した。これらの血清サンプルから、サイズ排除クロマトグラフィーカラムを利用して高純度なエクソソームを精製した。現在、エクソソーム中のタンパクの発現をLC/MS/MS法により網羅的に解析中である。
2: おおむね順調に進展している
膠原病患者の血清サンプルを収集し、エクソソームを精製し、LC/MS/MS法で解析中であるため。
各疾患群と健常人群の血清EV中のタンパク質発現プロファイルを比較検討し、特定の疾患で特異的に発現が変動しているタンパクを同定する。そして、Western blot法、ELISA法などにより検証を行い、バイオマーカーおよび治療ターゲットとしての可能性を探る。
動物実験など一部実験が次年度に繰越となったため。
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Rheumatology
巻: 61 ページ: 1669~1679
10.1093/rheumatology/keab588