• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

好中球機能に着目したインフルエンザ関連細菌性肺炎の重症化機序解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K08507
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

小佐井 康介  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (70644433)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードインフルエンザウイルス / 肺炎球菌 / 好中球
研究成果の概要

インフルエンザ感染後の肺炎球菌性肺炎における好中球の表現型や機能を解析した。インフルエンザの先行感染がある場合、肺炎球菌の肺への接着が亢進した。肺における好中球の割合は、未感染群、肺炎球菌単独感染群、重複感染群の順に増加傾向を示した。重複感染群では未感染群と比較して骨髄中のCD49dを発現している好中球の割合が高かった。また、重複感染群では肺炎球菌単独感染群と比較して肺から分取された好中球におけるSOCS3 mRNAの発現が亢進していた。重複感染させたマウスの骨髄細胞に含まれる高密度と低密度の細胞の比較では、好中球の割合は前者が高い一方、CD49dを発現している好中球の割合は後者が高かった。

自由記述の分野

感染症学、呼吸器病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、好中球は不均一な細胞集団であり、好中球の中にも表現型や機能が異なるものが含まれる可能性が報告されている。本研究ではインフルエンザ関連細菌性肺炎の病態に関して骨髄や肺における好中球機能に着目して解析を行った。更なる研究によってインフルエンザ関連細菌性肺炎の重症化に関わる特徴的な好中球やその機能を明らかにすることができれば、病態を新しい側面から解明できるとともに治療法の開発などへの発展が期待される。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi