研究課題/領域番号 |
21K08514
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
松井 秀仁 北里大学, 感染制御科学府, 講師 (80503797)
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研究分担者 |
内山 淳平 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (20574619)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Clostridioides difficile / CDI / Binary toxin / 毒素 / 芽胞 |
研究成果の概要 |
C. difficile感染症は再発することが多く問題となっている。そこで本研究では、CDIに対する新たな創薬シード化合物の探索として、抗菌活性のみならず、毒素産生阻害活性、芽胞形成阻害活性を有する天然化合物の探索を行った。毒素の定量系を確立し、新たなスクリーニング系を用いて、天然化合物ライブラリーの評価を行った。その結果、抗菌活性、芽胞形成阻害活性、毒素産生阻害活性を示した化合物を、それぞれ19、10、7化合物見出すことが出来た。これら化合物は、既存抗菌薬よりも優れた抗菌活性を有するものや、芽胞形成を特異的に抑制するものがあり、今後のさらなる評価が期待される。
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自由記述の分野 |
化学療法学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C. difficile感染症(CDI)は、従来の抗菌薬治療において、10~30%の症例において再発が起こり、再発例ではさらなる再発を繰り返すリスクが高まり難治化することが報告されている。本研究で見出した天然化合物は新たなCDI治療薬の創製に向けたシード化合物になる可能性があることや、その作用機構の解析は、新たな薬剤開発の標的の同定に繋がることからが学術的および社会的意義は大きいと考える。
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