| 研究課題/領域番号 |
21K08515
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| 研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
上蓑 義典 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60748789)
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| 研究分担者 |
長谷川 直樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20198724)
西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 准教授 (90348649)
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| 研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| キーワード | 非結核性抗酸菌 / MAC / バイオマーカー / 検査 |
| 研究実績の概要 |
非結核性抗酸菌症の診断・治療マーカーとして、性ステロイドホルモンの測定の有用性を評価するため、慶應義塾大学病院を含む2医療機関に通院中の肺NTM症患者より、同意を得て、経時的に血清サンプルおよび検査データを含む臨床情報、菌株の収集を行った。加えて、対照群として使用するため、新型コロナウイルスワクチンを接種した健常協力者からも血清サンプルを含むさまざまなサンプルの収集を行った。 単純に性ステロイドホルモンの測定を行うだけではなく、他のバイオマーカーとの比較としても展開をはかるため、得られたサンプルを用いて、プロテオーム、メタボロームを含むマルチオミックス解析を行う準備を実施したが、コロナ禍の影響により、検体収集に遅れが発生したため、現在、解析を行なっている段階にある。 本研究を進めていくなかで、肺NTM症患者より網羅的に収集した検査データ、菌株を用いて、本研究の副次的な解析として、臨床分離MAC株のクラリスロマイシン、アジスロマイシン等の網羅的測定と、マクロライド耐性変異の分布について調査し、クラリスロマイシンのMICに比べアジスロマイシンは全体的にMIC値に相関性はあるものの、やや高く分布することを発見し、論文報告を行なった。さらに、検査データの解析を通じて、NTM症においては、結核に比し、液体培養において陽性になるまでの期間が有意に短く、今後、NTM症の症例がさらに増加し、結核の患者数が減っていく中で、抗酸菌培養の培養期間を4週まで短くした場合においても、大きく感度の低下につながらないことを発見し、論文報告した。
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