研究課題/領域番号 |
21K08600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 眞一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70235951)
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研究分担者 |
岩舘 学 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00381393)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | thyroid / endocrinology |
研究成果の概要 |
甲状腺がんでのゲノムプロファイリング検査の結果から、甲状腺がんの分化や増殖にPIK3CAの活性化、がん抑制遺伝子(p16 p53)の欠失やTERTプロモータ変異といった遺伝子異常が関係していることが示唆され、TERTのRdRPを介した経路の活性化の異常、リン酸化TERTのがん細胞内での発現増加や局在の変化といった多面的異常が甲状腺癌の悪性度や再発や予後と関連している可能性が考えられた。
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自由記述の分野 |
内分泌学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、がん関連遺伝子に着目し、がん関連タンパク発現量の定量化・プロモータ変異の解析、術前の血液に含まれるエクソソーム中のDNAのゲノム解析を行い、甲状腺がんの遺伝子変異を評価し、遺伝子変異、臨床データとがんの悪性度、予後との関連を後方視的に解析を行った。本研究成果から、従来の評価では悪性度の評価が困難である微小がんや侵襲性のがんに対し、術前の遺伝子診断を踏まえての治療方針決定を行えるという臨床応用の可能性が期待される。
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