現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
臨床応用されているがん遺伝子パネル検査であるFoundationOneCDx, FoundationOne LiquidCDx(Foundation Medicine, Inc.), NCC oncopanell (Agilent)に登録されている遺伝子を中心に、COSMIC (Catalogue of Somatic Mutations in Cancer)のデータベースを用いて候補領域を検索した。 乳癌で頻度の高い体細胞遺伝子変異(合計2遺伝子、18変異)を選択し、計算機上でHLA-ペプチド結合予測を行い(NetMHCIIpan4.0)、日本人に多いHLA class IIアレルに提示可能なペプチドを検索した。日本人集団でアレル頻度が高いDRB1, 3, 4, 5を解析対象とした。 そして、これらの変異を持つペプチドとHLA class IIとの相互作用を、研究分担者らが開発した測定系を用いて測定した。その結果、HLA class IIに比較的強く結合しうる変異ペプチドを合計12種類認めた。
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