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2023 年度 研究成果報告書

膵内分泌腫瘍モデルマウスを用いたアミノ酸代謝異常を介した発がん機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08705
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

堀 美香  名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (60598043)

研究分担者 筆宝 義隆  千葉県がんセンター(研究所), 発がん制御研究部, 研究所長 (30359632)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード膵神経内分泌腫瘍 / グルカゴン / 肝転移 / 遺伝子改変マウス
研究成果の概要

グルカゴン遺伝子コード領域を緑色蛍光蛋白質GFP cDNA に置換したグルカゴン遺伝子欠損マウスでは、10か月齢から膵神経内分泌腫瘍 (panNET) が発生し、肝臓では多数のGFP陽性細胞を認めた。15か月齢まで生存した雄マウスの一部で肝転移巣を認めた。肝転移巣では内分泌顆粒マーカーのChromogranin A、Synaptophysin は弱陽性であった。肝臓で観察される GFP陽性細胞は、膵内分泌もしくは免疫細胞の特徴を示した。panNET のゲノム解析から細胞増殖や浸潤に関連する43 遺伝子を同定した。

自由記述の分野

病態医科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトにおいてもグルカゴン受容体遺伝子のホモ型変異により多発性のpanNETが発生し、非常に稀なMahvash disease と呼ばれている。グルカゴン遺伝子欠損マウスでは、肝臓で観察された GFP陽性細胞から微小転移、肝転移巣と転移が進展することが予想され、本マウスはMahvash disease及び肝転移機構の解析に良いモデルとなりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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