研究課題/領域番号 |
21K08711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
硲 彰一 山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (50253159)
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研究分担者 |
永野 浩昭 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10294050)
鈴木 伸明 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50526910)
松井 洋人 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (60780781)
恒富 亮一 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (10420514)
荒木 令江 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (80253722)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 癌 |
研究成果の概要 |
TMB-high症例を含む大腸癌6例におけるネオアンチゲンペプチドの免疫原性を評価した結果、高TMB大腸癌症例のネオアンチゲンペプチドはより高い免疫原性を示した。原発・転移巣での比較を行った結果、約7割は共通の変異であり、約3割が原発巣でのみ確認され転移巣では消失していた。転移巣でのみ新しく確認された変異は僅か3%程度であった。原発・転移巣共通のネオアンチゲンペプチドは免疫原性が低いことが示された。免疫原性が著明に高いネオアンチゲンペプチドは原発巣でのみ見られ、患者PBMCにおけるネオアンチゲンペプチド/TCR複合体も検出された。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌肝転移において、原発巣・転移巣のどちらからも検出されるネオアンチゲンについては免疫原性が強く抑制されている可能性が示唆された。臨床応用には、高免疫原性ネオアンチゲン同定のワークフローの確立だけでなく、免疫原性抑制解除の必要性が示された。
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