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2023 年度 研究成果報告書

肝癌関連線維芽細胞エクソソームmiRNAの分子生物学的機序解明と革新的治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08718
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

池上 徹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80432938)

研究分担者 後町 武志  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40338893)
恩田 真二  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10459620)
古川 賢英  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (80624973)
春木 孝一郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60720894)
白井 祥睦  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10785364)
安田 淳吾  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90896870)
塩崎 弘憲  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30896816)
田中 真二  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30253420)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード肝癌 / エクソソーム
研究成果の概要

miRNA-150が肝癌細胞に影響を与える候補として検出された。そしてmiRNA-150にてトランスフェクトし遺伝子強制発現させたところ、強制発現細胞株にて肝がん細胞株の遊走能および浸潤能の低下を認めた。これらの結果はCAFによ肝細胞癌細胞に対するmiR-150の発現亢進効果が肝細胞癌細胞の遊走浸潤能力に抑制的に働いていることが明らかとなった。臨床検体においては、82症例の肝細胞癌患者において血清miRNA-150発現量をRTPCRにて定量したところ組織学的に線維化が進行している症例においてmiRNA-150の発現が低下していることが明らかとなった

自由記述の分野

肝癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝臓線維化を有する背景肝(肝硬変・慢性肝炎)に発生することが多い肝細胞癌に於いては、活性化肝細胞癌関CAFが存在するのか、それらがmiRNAを含むエクソソームを分泌しているのか、それらが肝癌細胞の悪性化に関してどのような分子メカニズムを介して関与しているのかを解明する必要があるは明らかではなかった。本研究により、肝細胞癌に由来する癌関連線維芽細胞においては、miRNA-150の発現が低下しており、そのことが肝細胞癌における浸潤能転移活性を向上させ、悪性化すなわち予後不良因子となることがあきらかになった。

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公開日: 2025-01-30  

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