研究課題/領域番号 |
21K08738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
渡邉 純 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (40616075)
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研究分担者 |
村川 泰裕 京都大学, 高等研究院, 教授 (50765469)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Long-read RNA sequence / 大腸癌 / バイオマーカー / CAGE |
研究成果の概要 |
消化器癌(食道、胃、肝臓、膵臓、胆嚢、大腸)の患者305人から癌部305サンプル、非癌部153サンプルの合計458例の臨床検体を収集した。これらの検体に対し、Cap Analysis of Gene Expression解析とShort-read RNA sequence解析、独自のLong-read RNA sequence解析を施行した。臨床情報と統合することで、大腸癌に特異的な転写開始点やリンパ節転移、術後再発に関与する遺伝子とその構造を同定した。
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自由記述の分野 |
遺伝子解析
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌は早期診断により良好な予後が期待できる疾患であるが、特異的な血清バイオマーカーはない。主要な消化器臓器(大腸、食道、胃、肝臓、胆嚢、膵臓)の臨床検体を用いて、Cap analysis of gene expression解析と独自のRNA sequence解析を実施することで、大規模なトランスクリプトームアトラスを構築し、大腸癌に特異的な遺伝子やリンパ節転移、術後再発に関与する遺伝子を検索し、その構造を同定した。これらの知見はバイオマーカーの探索だけでなく、転移や再発のリスクに合わせた個別化医療の提供や新たな治療標的の同定など、これまでの大腸癌治療の更なるに発展に貢献する。
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