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2021 年度 実施状況報告書

虫垂切除がパーキンソン病に与える影響に関する機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K08742
研究機関順天堂大学

研究代表者

福永 哲  順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (20245731)

研究分担者 李 賢哲  順天堂大学, 医学部, 助教 (30758321)
小林 敏之  順天堂大学, 大学院医学研究科, 客員准教授 (40260070)
折田 創  順天堂大学, 医学部, 准教授 (50465069)
波田野 琢  順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60338390)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードパーキンソン病 / 慢性虫垂炎 / αシニクレイン / ASシード
研究実績の概要

以前に摘出した虫垂5例に対して免疫染色を行ったが、1例もαシニクレインは陽性とならなかった。また、生検体に対してRT-QuIC法を用いてASシードの測定を試みたが、こちらも検出できなかった。パーキンソン病で亡くなった患者さんの虫垂を同様に測定したところ、ASシードを高率に検出されたため、パーキンソン病を発症していない患者さんについては、ごく少量であると考えられた。このため、摘出した虫垂をホモジェナイズし、さらに濃縮した状態で測定する必要があると考え、現在そちらの準備を行っているところである。慢性虫垂炎の検体採取は、順調に行えている。また、併せて脂質関連マーカーの測定の準備をしているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

パーキンソン病患者さんでは、測定可能であったRT-QuIC法ではあるが、まだ発症していない患者さんについては、検出することが出来なかった。この原因検索のため、議論を何度も行った。検体採取は順調に執りおこなえており、今後、ごく微量と思われるASシードの測定をどのように行うか、ようやく再開したところである。

今後の研究の推進方策

摘出した虫垂をホモジェナイズし、さらに濃縮したものを、まずWestern blot検索し、ASシードが検出できるか検討する。

次年度使用額が生じた理由

当初計画していた方法では、ASしーどの検出が認められなかったため、実験を練り直したため、Western blotや検体を濃縮する機器が必要となった。

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公開日: 2022-12-28  

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