研究課題
小腸上皮特異的Tas1r3欠損マウス(Tas1r3fl/fl;Villin-creTg/-(Tas1r3ΔIEC))と対照コントロールマウス(Tas1r3fl/fl;Villin-cre-/-(Tas1r3fl/fl))をそれぞれ通常食飼育群とHigh-fat+high cholesterol(HFCD)食飼育群に分類し、8週給餌後に下記項目について解析した。①食餌摂取量・体重変化の計測…給餌12週間の食餌摂取量と体重を測定する。②肝臓脂質分析…肝臓中と血漿中のTG、総コレステロール濃度を測定する。③NAFLD/NASH進展評価…血漿中AST値、ALT値を測定し肝組織における炎症の程度を評価する。肝組織をHE染色にてNAFLD activity score(NAS)で肝細胞の脂肪化や風船様変化、炎症や線維化の程度を評価する。4群間で食餌摂取量・体重増加量に違いは認められなかった当初の予想に反して、HFCD食飼育でTas1r3ΔIECマウス群はコントロールマウス群と比較してNASが低値で肝臓中TGが減少していた。血漿中の総コレステロール値、AST値、ALT値に変化は認められなかった。
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