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2021 年度 実施状況報告書

実用化可能な新たな革新的バレット食道腺癌モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K08760
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

矢野 文章  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80318005)

研究分担者 増田 隆洋  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40649092)
藤崎 宗春  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (50597979)
西川 勝則  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70246429)
高橋 慶太  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70795096)
谷島 雄一郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80385335)
池上 徹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80432938)
宇野 耕平  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80899386)
坂下 裕紀  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80911586)
小林 毅大  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10899868)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードバレット食道癌 / p63コンディショナルノックアウトマウス / 逆流性食道炎モデル
研究実績の概要

まず初年度から2年目まではp63コンディショナルノックアウトマウス(C57BL/6JTaf1bem1cyagen)を購入し飼育する。p63欠損は発生の段階で四肢の欠損などの奇形を発生させることが報告されているため、コンディショナルノックアウトマウスを用いる必要性がある。実験環境は東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター実験動物研究施設(西新橋校)の動物実験室と飼育室を利用する。マウス系統の品質管理にはPCRジェ
ノタイピングを行う。まず初年度から2年目まではp63コンディショナルノックアウトマウス(C57BL/6J-Taf1bem1cyagen)を購入し飼育する。p63欠損は発生の段階で
四肢の欠損などの奇形を発生させることが報告されているため、コンディショナルノックアウトマウスを用いる必要性がある。実験環境は東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター実験動物研究施設(西新橋校)の動物実験室と飼育室を利用する。マウス系統の品質管理にはPCRジェノタイピングを行う。まず初年度から2年目まではp63コンディショナルノックアウトマウス(C57BL/6J-Taf1bem1cyagen)を購入し飼育する。p63欠損は発生の段階で
四肢の欠損などの奇形を発生させることが報告されているため、コンディショナルノックアウトマウスを用いる必要性がある。実験環境は東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター実験動物研究施設(西新橋校)の動物実験室と飼育室を利用する。マウス系統の品質管理にはPCRジェノタイピングを行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究ではp63KOマウスを用いるが、国内の業者でp63KOマウスを飼育している業者がなく、またコロナ禍であったため、ジャクソンラボラトリーなどの海外の業者からの輸入ルートも滞っていた。そのため、マウス遺伝子組み換えについての詳細な検討とプランニングを行わなければならなかった。まず胚致死性を有するか否か、長期生存可能か否かを調査した。その結果、p63KOマウスは重層扁平上皮の脆弱性を有するためそのままで生存は困難であることが判明した。そこで、コンディショナル・ノックアウトマウスを作製し、成熟後にp63をノックアウトする方法をとることとした。本研究ではCre/LoxPシステムを用いてコンディショナル・ノックアウトマウスを作製する予定である。効率的かつ安価に成功させるためにはマウス遺伝子組み換えを業務委託する必要性があるため、希望に適う業者を検索しコンタクトをとってきた。C57BL/6J-Trp63_em1cyagenホモマウス(flox/flox Cre)を作製し、CreマウスとしてK5-CreERT2を用いる予定となった。K5-CreERT2マウスは表皮、前立腺、食道の基底層での組換え効率が高く、気管の基底細胞では25%の効率があるタモキシフェン誘導のCreマウスであるため、本研究の主旨に適っている。p63cKOホモマウスの作製は次の3つの工程を段階的に踏むこととなる。まず工程1は体外受精作業である(予定工期2ヶ月)。工程2はヘテロマウスの作製(予定工期4-6ヶ月)。工程3はホモマウスの作製と輸送(予定工期8-10ヶ月)である。現在は工程1の体外受精の段階である。

今後の研究の推進方策

p63cKOホモマウスの作製は次の3つの工程を段階的に踏むこととなる。まず工程1は体外受精作業である(予定工期2ヶ月)。工程2はヘテロマウスの作製(予定工期4-6ヶ月)。工程3はホモマウスの作製と輸送(予定工期8-10ヶ月)である。現在は工程1の段階であるが、体外受精作業成功後にその報告書を当研究グループが受け取り、支払いが発生することとなるため、研究費の次年度への繰り越しを行った。

次年度使用額が生じた理由

p63コンディショナルノックアウトマウス(C57BL/6J-Taf1bem1cyagen)を購入し飼育する予定であったが、国内の業者でp63KOマウスを飼育している業者がなく、またコロナ禍であったため、ジャクソンラボラトリーなどの海外の業者からの輸入ルートも滞っていた。現在、業務委託してp63cKOホモマウスの作製中である。
作製後に支払いが発生するため昨年度の使用額は0であった。

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公開日: 2022-12-28  

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