研究課題/領域番号 |
21K08762
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
松井 康輔 関西医科大学, 医学部, 講師 (40460828)
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研究分担者 |
小坂 久 関西医科大学, 医学部, 講師 (00532251)
海堀 昌樹 関西医科大学, 医学部, 教授 (30333199)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Lenvatinib内包メッシュ |
研究実績の概要 |
本研究の目的はヒト肝細胞癌移植マウスモデルにおいて、Lenvatinib内包メッシュを腫瘍に直接貼付することで、抗腫瘍効果を維持しつつ、副作用を軽減し得るかを明らかにする事であり、化学療法剤の効果的な運用に資する新規治療deviceの有効性を検証する事である。 本研究では肝細胞癌治療薬であるLenvatinibを内包させたメッシュを直接癌局所に貼付することで、全身投与と比較して少ない薬剤使用量で抗腫瘍効果を維持した上で副作用を軽減し得る可能性があり、抗腫瘍薬の新規DDS樹立の基盤となり得るかを検討している。 まずヒト肝細胞癌皮下移植マウスモデルを用いたLenvatinib内包メッシュによる抗腫瘍効果、及び副作用に関する至適条件の検討ならびにLenvatinib内包メッシュとLenvatinib経口投与の抗腫瘍効果、及び副作用の比較検討を行っており、順調に研究を進め、良好な結果を得ている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ヒト肝細胞癌皮下移植マウスモデルを用いたLenvatinib内包メッシュによる抗腫瘍効果の検討として腫瘍体積測定を行い、また副作用に関する至適条件の検討としてマウスにおける血圧と体重の推移を測定し、さらに血液検査にて肝機能に与える影響を評価、それぞれ良好に結果を得ており、おおむね予定通り研究は進められている。
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今後の研究の推進方策 |
ヒト肝細胞癌肝転移モデル・ヒト肝細胞癌肝移植マウスモデルを用いて、Lenvatinib内包メッシュの肝臓直接貼付による抗腫瘍効果の解析を行っていく予定である。実際として、Huh-7の脾臓注入による肝転移モデル、直接肝注入による肝移植モデルを用いてLenvatinib内包メッシュを肝臓に直接貼付し、抗腫瘍効果、及び副作用の程度を評価する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究はおおむね予定通り進行しており、次期研究への使用を予定している。
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