研究課題/領域番号 |
21K08800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
森山 大樹 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70586859)
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研究分担者 |
甲斐 昌也 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10755242)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 腫瘍微小環境 / heterogeneity / scRNA-seq / 食道癌 |
研究成果の概要 |
TME(腫瘍微小環境)内にはheterogeneityと言われる不均一性が存在し、このheterogeneityが癌の浸潤・転移・治療抵抗性に関与し、治療抵抗性に寄与している。今回我々は、遺伝子の網羅的発現解析を一細胞ごとに行うscRNA-seq (single cell RNA-sequence)を用いて、術前補助化学療法前後の食道癌におけるTMEの機能的変化を解明した。また胃癌においてもHER2陽性群でNK細胞の機能的不均一性を解明した。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食道癌は近年、術前化学療法を含む集学的治療が発展してきたが、依然予後不良な疾患でありその治療抵抗性の克服は重大な課題である。進行食道癌では標準治療となった術前化学療法によるTMEの変化をscRNA-seq解析で解明することで、従来にはなかったアプローチで新規個別化治療に繋がる可能性がある。
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