研究課題/領域番号 |
21K08802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
坂本 渉 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (40622337)
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研究分担者 |
岡山 洋和 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20583397)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大腸癌 / MSI / dMMR |
研究成果の概要 |
ミスマッチ修復欠損・マイクロサテライト不安定性(dMMR/MSI-H)を示す大腸癌は低頻度だが臨床的には確立した群である。しかし、dMMR/MSI-H大腸癌には部分的な重複と相反する特徴が混在し広汎なスペクトラムを内包しており、これはBRAF、CIMP、RAS、CMS、TMB、PDL1、CD8+TILといった既存の知見で説明することはできない。本研究の目的は、個別化治療を可能にするためdMMR/MSI-H CRCの異なるサブグループを特定することである。複数の網羅的データ解析および免疫組織化学、in vitroの実験系を用いた。いくつかの興味深い知見を得たが、今後も検討が必要である。
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自由記述の分野 |
大腸癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害剤を中心とした免疫療法の登場から、dMMR/MSI-Hは臨床医に広く認知されるようになり、国内外で基礎研究・臨床研究が盛んに行われている。本研究の知見を今後さらに深め、発展させることで、dMMR/MSI-Hにおける新規のサブタイプを同定することができれば、大腸癌治療の個別化のための礎として寄与し得る可能性がある。
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