研究課題/領域番号 |
21K08809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
倉橋 康典 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10834822)
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研究分担者 |
篠原 尚 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70319549)
波多野 悦朗 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80359801)
井桁 正尭 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10821788)
葛城 大介 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10332058)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 食道再建術 / ICG蛍光法 / 胃管血流定量評価 |
研究成果の概要 |
食道切除後の胃管再建は,「胃管の血流」と「吻合部の緊張」という相反する2つの要素のせめぎ合いであり,胃管の可及的先端で吻合に耐える血流を有する部位を見つけることが重要である。本研究では,近年用いられているICG蛍光法を用いてより客観的に胃管の血流を評価することを目的とし,観察装置で記録したICG画像の輝度を解析ソフトウェアを用いてグラフ化した。更に得られた曲線を数学的に解析して,吻合に用いる胃管部位の血流の良し悪しを数値で示す事ができた。これにより,今後より安定した血流を有する部位での吻合が可能になり,術後縫合不全を減らす事が期待できる。
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自由記述の分野 |
食道外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃管血流の評価は,胃管の色調や動脈の拍動など感覚的に行われてきた。近年ICG蛍光法を用いた評価が行われているが,定量的評価の報告は少なく,血流やその良不良の数値化には至っていない。本研究の学術的意義は胃管血流をグラフ・数値化して定量的に評価したことにある。 食道術後縫合不全が起こると,患者に多大な負担をかけるだけでなく,これに対応するために多くの医療費が費やされる。また,縫合不全が原因で起こることが多い吻合部狭窄に対しては,バルーン拡張術を繰り返し行うため,更に患者負担・医療費負担を増大させる。本研究により縫合不全を減らす事は,これらの負担を軽減することにつながり大きな社会的意義を有する。
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