ダイレクト・リプログラミング(D-reP)技術を利用した、静脈をリンパ管へと誘導するリンパ浮腫新規治療法の開発研究である。先行研究の結果からD-reP因子としてProx1とVEGFR-3が候補となった。伏在静脈内皮細胞(HSaVEC)、にProx-1、VEGFR-3プラスミドを遺伝子導入したところ、これらの発現上昇は確認されたがリンパ管マーカーの発現に変化はなくHSaVECをLECへと誘導することはできなかった。追加因子を探索した。網羅的解析の結果、130の追加候補を同定した。今後は候補からD-reP因子を特定する。
|