研究課題/領域番号 |
21K08837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
山本 高照 信州大学, 医学部, 特任助教 (60598225)
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研究分担者 |
瀬戸 達一郎 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70362118)
和田 有子 信州大学, 学術研究院医学系, 講師 (30419410)
築部 卓郎 神戸大学, 医学研究科, 非常勤講師 (50304100)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 位相差X線CT / 大動脈瘤 / 瘤径拡大 / ステントグラフト内挿術 / 密度解析 |
研究成果の概要 |
ステントグラフト内挿術(EVAR)は大動脈瘤に対する低侵襲な治療法として普及したが、遠隔期に瘤径が拡大する症例が散見され大動脈瘤破裂により失う症例もある。エンドリークがないにも関わらずEVAR後に瘤径拡大する症例を認めるが本研究で位相差X線CTを用いて解析するとEVAR後の大動脈壁は菲薄化しており密度も有意に低下していた。EVAR後に拡大した瘤壁の病理解析を行うとvaso vasorumが大動脈内膜側へ進展している事からステントグラフト挿入によって大動脈内膜側からの瘤壁への血流供給が遮断される事によって生じた虚血性変化が瘤径拡大の原因の一因になっていると考えられた。
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自由記述の分野 |
心臓血管外科、大動脈
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ステントグラフト内挿術(EVAR)は大動脈瘤に対する低侵襲な治療法として普及したが遠隔期に瘤径拡大する症例が散見される。本研究によってエンドリークがなくてもEVAR後に瘤径拡大する症例の原因はステントグラフト挿入により引き起こされる大動脈壁の虚血が原因になっており、そのEVAR後の大動脈壁の構造変化をstet-graft induced aortopathy(SGIA)として提唱した。今後EVAR後の瘤壁の虚血性変化を強くきたす症例やその要因の検討ができればEVARの適応を検討する際に有用な判断材料になると考えられる。
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