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2021 年度 実施状況報告書

他家細胞を用いた機能強化型積層細胞シートによる難治性皮膚潰瘍の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K08845
研究機関山口大学

研究代表者

柳原 正志  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (40379954)

研究分担者 濱野 公一  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード細胞シート / 難治性皮膚潰瘍 / 他家細胞移植治療 / 再生医療
研究実績の概要

難治性皮膚潰瘍に対する細胞シート移植治療の実用化には安価かつ機能的にも優れた安定供給可能な他家細胞シートが必要である。本研究では、これまで開発してきた自家細胞の細胞混合シートの作用機序に着目し、用いる線維芽細胞を他家細胞に置き換え、末梢血単核球の代替となる活性化因子を補充して機能強化した積層細胞シートを開発する。
本年度はマウスの細胞を用いて、末梢血単核球の代わりに成長因子の組換えタンパクを培養液中に補充し、積層線維芽細胞シートの機能強化について基礎的検討を実施した。培養上清中のVEGFとHGF濃度および細胞シートの組織学的形態を指標に積層細胞シート作製時に添加する成長因子の至適濃度を決定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

成長因子を補充して機能強化した積層線維芽細胞シートを作製する条件を見出すことが出来たため。

今後の研究の推進方策

今後は、糖尿病マウス全層皮膚欠損モデルにおいて、成長因子を補充した他家積層線維芽細胞シートの創傷治癒効果を検討する計画である。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由は、組織学的解析用の作製費を抑えることが出来たためである。この次年度使用額は、ELISAキットの購入費に使用する。

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公開日: 2024-12-25  

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